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6/19(日)、ノラヤサイエンスバーvol.8 「3Dプリンタからはじまるファブラボの世界」を開催しました。参加者は9人。

今回の講師は、宮城教育大学で准教授をされている門田和雄先生です。

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いつものように、乾杯の後自己紹介となりました。

3Dプリンタが既にある、または3Dプリンタを買ったけどどう活用したらいいのかという方。既に3Dプリンタを活用し商品を販売している方。立場はさまざまですが、今回のテーマに惹きつけられた方々が集まりました。

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全員の自己紹介が終わったところで、門田先生のお話がはじまりました。
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門田先生は昨年から宮城教育大学で准教授をされていますが、ファブラボ関内(横浜)のディレクターでもあります。
ファブラボの広がりによって、3Dプリンタやレーザカッターなどの活用、各種工作が市民の手でできるようになり、ものづくりの機会が身近になりました。

仙台にも「Fablab Sendai Flat」があります。
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ファブラボについては、こちらに詳しく書いてあります。拠点をファブラボと名乗るためには、実はいくつか条件があるんです。
ファブラボとは名乗っていないけれど、似たようなファブ関連施設は、いまや、たくさんできています。しかし、運営の目的・方針はさまざま。中には閉鎖してしまうところも……この点、コワーキングスペースと似ています。

市民に開かれた工作施設で、その活動はネットワークに参加した世界のファブラボでシェアする……その精神は、ソフトウェアの世界のオープンソースとかなり近いものを感じました。
これは、実際に3Dプリンタで出力したもの。ヒツジです。

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これは青鬼。角は別に出力して組み合わせています。

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一見簡単そうな形でも、モデリングソフトで形を作って出力することを考えると、おもいがけない苦労をするそうです。たとえば複数のパーツを組み合わせる時、それぞれは単純な形でも、その位置関係はどうなっていてどの向きで組み合わせられていたか?普段意識しないでいることを改めて実感します。

実物を目にすると、参加者の皆さんから次々に質問が飛び出します。

「これはどうやって作るんですか?」
「中はどうなっているんですか?」
「こういう形もできるんですか?」

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門田先生は、世界のファブラボ関連イベントに参加されて、世界の方々と交流し情報収集と日本の取り組みの紹介を行ってきました。
海外のファブ活動をしている方々はフレンドリー。ファブラボに関わったことで思いもしないところに出かけていくことになった、と門田先生は語ります。
新しいことにいちはやく関わるって大事なんですね。

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仙台と交流を締結している、台湾の台南市でもファブ活動がさかん。
子供達にも使えるよう学校に3Dプリンタを設置したりしています。学校は、工業高校など実業高校の割合が非常に多いそうです。学校を出たらもう即戦力ですね。ものづくりに対する姿勢が、日本より積極的です。

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台湾は食べ物が美味しいそうです。ということで、台湾美食の情報も。
おいしそうなめずらしそうな写真をたくさん紹介していただきました。

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お店のメニューや商品名は漢字で書いてあるのでだいたいわかるそうです。もちろん中には日本にはない食べ物も。
「科学麺」!?ベビースターみたいな麺だそうです。

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スライドが終わったあとは、飲んだり食べたりしつつ、歓談タイム。

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より深い話を聞こうと、門田先生を囲んで皆さん話し込んでいました。

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参加してくださった皆さん、そして講師をしてくださった門田和雄先生、ありがとうございました!