12/17(土)にノラヤサイエンスバーvol.12「地球温暖化問題のことが知りたい! 〜科学と社会をつなぐ二刀流の研究者を目指して〜」が、開催されました。
今回の講師は東北大学理学研究科の大学院生、藤田遼さん。
今日は地球温暖化についてのお話。そもそも、地球は温暖化していると思いますか?地球温暖化は解決すべき問題だと思いますか?質問から始まりました。
藤田さんが研究で接しているさまざまなデータを紹介していただきながら、考えていきます。
日々の地道なデータ採取が続けられています。調査・研究には膨大な時間と労力がかかっているんですね。
南極で採取する「氷床コア」。はるか昔の大気の状態がわかるんです!
データに向かうだけでなく自分で装置を作って工夫していかなければならない、理学部だけど工学部的なところもあるそうです。
藤田さんは温室効果の原因の1つ、メタンガスを主に研究しています。
藤田さんの所属している東北大学g-Saftyは、理系分野の研究者だけでなく、人文系の研究者もおり、ともに安心・安全について研究を進めているそうです。
難しいと言われる地球温暖化問題、懐疑派も出ている中、みんなに分かりやすく情報提供して、考えてもらって、より良い未来につなげていくには。幅広い分野の研究者とともに取り組む藤田さんの真摯な姿勢が伝わってきました。
講演後のトークでは科学コミュニケーションの問題についての話題も出て、今回はこれまでのサイエンスバーとはちょっと雰囲気が違っていましたね。参加者の早坂光代さんが感想で述べていたように「科学とそれを伝えていくという社会との関わりとを考える」いい機会でした。
藤田遼さん、講師をしていただきありがとうございました。参加者のみなさんも一緒になって考え、話題提供してくださって、ありがとうございました。