12/1(土)、「ノラヤサイエンスバーvol.17今年のノーベル賞を超ゆるく解説する いきもの雑学講座(番外編)」を開催しました!

ちょっと時間は経ちましたが、話題になりましたよね、ノーベル賞。今回は、サイエンスバーで最も多く講師をやっていただいている有田さんがお詳しいということで、お願いしました。いきもの大好きな生物の研究者で、もちろんノラヤの常連さんでいらっしゃいます。

参加者は7人。満員での開催となりました。ありがとうございます!

サイエンスバーは乾杯から始まります。乾杯!

ちなみに、今回のお料理は、上杉に去年オープンした素敵なハム・ソーセージのお店「Einberg(アインベルク)」さんにオードブルをお願いしました。12種類もあるんです!お店はノラヤから徒歩10分程度です。本格的なソーセージやサラミ、ハム、肉類の加工品があります。みなさんもぜひ行ってみてください。

最初に恒例、自己紹介タイムです。講師の有田さんのご希望で、みなさんに「好きな生き物」も言ってもらいました。

それでは有田さんのお話、スタートです。

今年のノーベル賞は生物学が総ナメ!なんです、実は。どういう研究だったのでしょうか?

物理学賞の「光ピンセット」も、化学賞の「指向性進化」「ファージディスプレイ」も、生物に大いに関係のある研究だったのですね。

有田さん、みぶりてぶりをまじえてわかりやすく話してくれました。

個人的には、歩くタンパク質ミオシンが衝撃的でした。

いよいよ医学・生理学賞を受賞した本庶佑先生の話題に移ります。もう一人の受賞者、ジェームズ・アリソン博士の研究と、今勧められている免疫療法、これもどういったものなのか、セットで解説してくれました。

本庶先生はPD-1、アリソン博士はCTLA-4という免疫抑制分子(免疫チェックポイント)を発見し、それを阻害する薬の開発により、がんの治療が大いに進歩したのだそうです。

参加者の柳澤先生からも、ときおり補足が入りました。かつて治療が難しかったがんも、こうして研究によって治療が進歩しているというのは、希望の持てる話でしたね。

ひととおり有田さんのお話が終わりました!

さてここからはちょっと趣向を変えて、いきもの観察タイムです。

顕微鏡で、微生物を観察してみましょう。

ゾウリムシと、ブレファリズマ、そして以前のサイエンスバーでも登場した、プラナリアです!

顕微鏡をのぞく、ということ自体がとても久しぶりですよね。

有田さん、この日のためにプラナリアを捕まえてきてくれました。
「プラナリアは、オバQみたいな目があります」
「えっ、目があるんですか?」
「わっ、こっち見てる!」
意外なプラナリアの表情(?)に盛り上がりました。

ちなみに寄り目のプラナリアの写真はこちらにも載せてあります。

スマホのカメラでなんとか撮れたのは、ブレファリズマ。赤い粒が、そうです。

参加者のみなさん、有田さん、ありがとうございました!